ニケの旅　合流

もうルネは死んでしまった。旅の目的はなくなったはずなのに、仲間はまだいる。
「もうお前たちと喧嘩しても仕方ないな」
「やっとわかったさ？」
「僕たちは喧嘩してませんよ。ニケさん」
ニケと李猫が仲直りした。
仲間も悪くないなと思い出した頃、酒場で背後から抱きついてくる男。
「ニケー！　会いたかった」
ヴァンが合流してくる。
黒い装束に、大鎌をもったヴァンを李猫は警戒した。
ニケが「俺の今の仲間だ」とニコルと李猫を紹介する。
ヴァンを「初めて俺を仲間に誘ってくれたやつだ」と紹介する。
パーティーが全滅してしまったことを聞いて、仲間に入れてあげようと言うニコル。怪しいと思う李猫は、あえて彼を夜に飲みに行こうと誘う。
ヴァンに催眠術をかけて狙いを自白させるものの、赤面するほどニケが大好きなだけで、
面白くない思いをしながら、術を解いて、一緒ににいく李猫だった。